適度な緊張はプラスになる
あがり症の人が、人前で話をすると、極度に緊張して、何を話しているのか分からなくなってしまうことがよくあります。これはストレスが強すぎるために起こる現象です。
適度な緊張というのは上手なスピーチには欠かせません。
緊張感がないと、うっかりミスをしたり、なれなれしくなりすぎて、
相手に悪印象を与えてしまったりということになりかねないからです。
ストレス学説では、適度なストレスのことを「ユーストレス」と呼んで、パフォーマンスを上げるのに不可欠とされています。いけないのは過度のストレスです。これは「ディスストレス」と呼ばれ、よくいわれる「頭の中が真っ白」になってしまうような、極端なストレスのことをいいます。
人が能力を十分に発揮し、パフォーマンスを上げるためには、「適度なストレス」が必要不可欠なのです。人前で極度にアガってしまうのはいけませんが、少々のアガりはプラスになるのです。
これは話し方に限ったことではなく、私たちの能力というものは適度なストレスによって伸びていくものです。
スポーツの試合でも、弱い相手との対戦では、内容に十分満足がいくということは少ないようです。ストレスがない分、ちょっとしたミスが多かったりします。
逆に自分より強い相手との試合では、緊張が「ユーストレス」となり、日頃の試合以上に内容に満足いく結果が残るものです。
スピーチも同じですから、「アガってるな」と感じたら、「最適な緊張感だ、これがユーストレスなんだな」というくらいの気持ちで、安心してください。
ストレスには2種類ある
プラスのストレス=ユーストレス
適度なストレスのことで、パフォーマンスを上げる
マイナスのストレス=ディストレス
過度のストレスのことで、パフォーマンスを下げる
